2024-02-10 00:00:00
スマホで小説を書く(1)
スマホで小説を書く
最初に小説を書き始めたときは、スマホで小説を書いていました。
サンコイチの16話からですね、ポメラに移行したのは。
仕事柄PC方が使い慣れているし、書くスピードも明らかにPCの方が早いのですが、何せデスクトップは寝転がって使えないww
私あんまり身体が丈夫でないというか、子供が生まれて以来丸1日座って過ごすことが難しい身体になっちゃいまして……
たまに仕事に夢中になったり移動やイベントで丸1日起きて過ごすと、2-3日尾を引くレベルでぐったりするし、そもそも閃輝暗点という目の前にピカピカしたギザギザが飛び始めてまともに物が見えなくなるというね(´・ω・`)
なので何も無ければ1日の半分は横になって過ごしていますし、何なら小説を書くときはほぼ確実に寝転がって書いています。
スマホではエディタアプリを使いフリック入力でちまちまと書くのですが、意外と予測変換のお陰かそれなりのスピードで書けます。
もちろんキーボードで打つよりは圧倒的に遅いですが、個人的にはキーボードより頭の中身を文字に変換しやすいように感じるので、ポメラという神デバイスを得た今もネタのメモから設定、あらすじ作り、あらすじの1話ごとの分割まではスマホ一つで終わらせています。
あとは推敲ですね。ポメラで執筆して一度推敲した後スマホで推敲すると見え方が変わるせいか、ええ感じに仕上がる気がします。
投稿も投稿後の誤字修正もスマホなので、結局本文執筆以外は全てスマホで終わらせている状態です。
ちなみに使っているのはiPhone。当初はXSで、今はSEの3世代目?だっけ、小さいiPhoneです。
手が小さいので、最近の大きいiPhoneは使いづらくて流行に逆行しまくっていますw
スマホ執筆のメリット・デメリット
これまでお話しした書き手さん達の話を聞く限り、スマホで執筆勢はそれなりにいるみたいです。
でもパソコンの人が多いかな。手書きの方もいたなぁ……ホント尊敬します。
ただでさえ悪筆なので手書きはできそうに無いし、もう手書きじゃ漢字が出てこないやww
てわけで、スマホで執筆していた人間の個人的感想です。
メリット
- いつでもどこでも好きな姿勢で書ける
- 画面が小さい分目の負担が少ない
とかく座れない人間には「好きな姿勢で」の部分が凄く大事。
あと、年齢が行くと目がですね……元々弱かったのに更に弱くなったのか、今やダークモードじゃないと目が痛くてしょうがない(´・ω・`)
スマホはマットタイプのフィルムを張り、更にnight shiftを一日中適用して色温度を下げて使いますが、画面が小さい分目の負担がデスクトップに比べれば少ないです。
……まぁ、デスクトップは24インチのディスプレイ2枚使いだからそりゃ疲れるのもしょうがないともいいますw
- 予測変化が使えるのが便利
- ネタ出しから投稿までこれ一つで完結できる
特に日本語入力関係のアプリは入れていませんが、小説を書くのにそこまで支障が出たことはありません。
予測変換のお陰でキーボードほどでは無くても結構なスピードで執筆ができるのと、フリック入力がキーボードより脳に直結している出力方式な感じがして個人的に気に入っています。
あとはアプリの充実っぷりですね。
各種投稿サイトは大抵アプリを実装していて、自分はpixivとアルファポリスを利用していますけど特にアルファポリスのアプリは凄く使いやすいです。
普段執筆するときは何も考えずがーっと書いて、アルファポリスの投稿アプリで文頭一字下げ加工をするのが便利なんですよねぇ!
pixivはwebから投稿していますが、スマホでも操作に問題は無いです。
デメリット
- 意外と重くて肩が凝る
- 寝落ちすると顔の上に落ちてくるw
- キーボードに比べると執筆速度が落ちる
ちなみにフリック入力でも腱鞘炎になります。ええ、なりましたwwしかも書いてる手だけでなく、スマホを支えている手までwww
用法用量を守って利用しなきゃならないのはスマホも同じですねぇ。
ちなみにスマホは凶器です。特に寝ながら利用しているとちょいちょい寝落ちして、顔面に直撃しますw
今は小さいスマホだってのに十分痛いから、大きいスマホを寝転がって使うのはちょっと怖い気がする。
執筆速度は明らかにゆっくりになります。とかいいながら1日8000字くらいは書いていたので、この辺は人に寄るかも知れません。
なお、ポメラに移行してからは1日1万字くらいがデフォになっています。調子に乗ると1万5千字くらいがーっと書き上げてしまいます。ただし目が死にますww
スマホで小説を書くテキストエディタ
テキストエディタは色々試したのですが、最終的にはUlyssesに落ち着きました。
MacおよびiOS間であればシームレスに同期してくれる執筆アプリです。
月額課金でちょっとお高いのですが、あまりに使い心地が良くて他のアプリに浮気をしても結局ここに戻ってきてしまいます。
見た目は他のエディタも変わらないかな。
フォルダにアイコンが設定出来て、しかもアイコンの色も選べるのが個人的には好みです。作品のイメージに合わせられるしね。
フォルダの中はこんな感じ。
ファイルのソートは日時や手動など。フォルダ内の全文検索機能もあります。
最初の2つのファイルの左側に線が引かれていますが、これは一つのファイルを分割したためです。
編集画面で、好きなところからファイルを分割できます。
Macで閲覧するときは分割しても一つのファイルのままで、分割した部分にジャンプする形で表示されます。
あらすじを1話ごとに分割したり、執筆しているうちに文字数が増えるワカメしてしまってww「だめだこのエピソードからは次に回そう」ってときにサクッと分割できるのがとても使いやすいです。
編集画面。
見ての通り、画像を貼ることができます。
サムネイルでは白黒ですが、クリックするとカラーで表示されます。設定で最初からカラーで表示することも可能です。
ダークモードに対応しているのもポイントが高いです。執筆アプリでダークモードに対応を謳っているアプリでも、キーボード部分はダークモードになっていないものはちょこちょこあって、そうするとキーボード部分が返ってまぶしすぎて使い物にならなくなるんですよね……
細かいポイントですが、カーソルの動きがとてもなめらかです。
設定画面です。
結構細かく設定が可能です。
マークダウンが使えるのもポイントが高いですね。と言っても小説をマークダウンで書く人はあまりいないかな……
タイプライターモードにすれば、真っ黒(普通は真っ白か)な画面で気持ち良く執筆ができます。
このモードは結構いろんなエディタに付いていますね。
とまぁ、基本的に褒めるところしかないアプリなんですが、一つだけ大きな欠点が。
それは
わりといいお値段
サブスクリプションで、2024年2月現在年額5400円です。
無料で使えるエディタも多い中、このお値段を出すのはちょっとためらうかも知れない。
あと、Windows非対応。お陰でWindows用のエディタは未だに良い物を見つけられていません。
(プログラミング用途なら個人的にはMacでもWindowsでもVSCode一択ですが、小説やブログとなると……)
私は基本的に林檎信者なのと、とにかく書くことに特化した作りで使いやすいことから当面はUlyssesを使い続けるつもりです。